
「オーストラリアでバリスタになるには、結局なにをすればいいの?」 「経験ゼロだと雇ってもらえないんじゃない?」 「ラテアートが下手だと採用されない?」
未経験からバリスタを目指す中でこのような疑問や不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
僕もバリスタ未経験でオーストラリアに来ました。現在はメルボルンのカフェで週6日バリスタとして働いています。
またバリスタレッスンを勤務先のカフェで営業後に週一日開催しており、なんとか人に教えられるくらいまでに成長しました。



この記事では、僕が実際にどのように行動していったのかを細かく書いていきます。これからオーストラリアでバリスタを目指す人の参考になれば嬉しいです。


この記事を書いた人
トミー(Tommy)
ブロガー&動画編集&マーケティング。ブログ最高月20万円。カナダの留学エージェントで100記事以上執筆。Co-op留学&ワーホリ経験→フィリピンでマネージャー▶︎現在オーストラリアワーホリ。前職はクレジットカード会社営業。「海外で気楽に暮らす」をモットーにサイト運営中。
未経験からオーストラリアでバリスタになれるのか





結論:未経験でもオーストラリアでバリスタになれます。
そう断言できるのは、僕自身だけでなく、周りの知り合いにも未経験からバリスタとして採用されたケースをたくさん見てきたからです。
「経験がないと無理でしょ」と身構える気持ちは、すごくよく分かります。僕もバリスタとして働き始める前は、まさにそう思っていました。でも実際は、未経験でもやり方次第でチャンスは十分にあります。
もちろん「誰でも必ずバリスタになれる」なんて甘いことを言うつもりはありません。
大前提として、仕事を得るためにしっかり行動すること、英語でコミュニケーションを取ること、コーヒーについて学ぶことは、どれも欠かせません。それでも、未経験であっても「どう動くか」次第で結果は大きく変わっていきます。



では具体的にどのように行動していけば、最短でバリスタになれるでしょうか?
オーストラリアに来る前、バリスタ経験はほぼゼロだった



本題に入る前に念のためにオーストラリアに来る前のバリスタ経歴を書いておきます。
大学生のときにチェーンのカフェでバイトはしていました。ただコーヒーマシンは全自動。ボタンを押すだけでコーヒーの出来上がり。オーストラリアのバリスタとしては経験にカウントされません。そして実際、なんの役にも立ちませんでした。
フィリピンに1年間住んでいた経験があり、その最後の1ヶ月だけローカルのカフェでボランティアのバリスタOJTをしていました。仕事との両立が難しく中々通えず、しまいにはカフェのオーナーが多忙で連絡が途絶え、しっかりとバリスタの基礎を学べずに終わりました。写真がそのときのラテアートです。これがオーストラリア到着時点の実力。





この状態から、どうやってオーストラリアのメルボルンでバリスタとして採用までこぎつけたのか。
オーストラリアでバリスタになるためにやった5つのこと


ではここからはオーストラリアでバリスタになるためにやった5つのことを解説していきます。
最初にやってほしいのが、オーストラリアのコーヒー知識を身につけることです。
オーストラリアの中でも特にコーヒー文化が根付いているメルボルンに住んでいますが、カフェが日本のコンビニくらいの距離間で点在しています。それだけコーヒーが当たり前の街でドリンクの種類も様々です。
ラテ、フラットホワイト、カプチーノ、マジック、ピッコロ、ロングブラックなどなど。また、ミルクの種類も多種多様。フルクリーム、スキニー、オーツ、アーモンド、ソイなど。日本のコーヒー文化とは全く異なります。
それを知らないまま応募すると「あ、この人なんも分かってないな」ってすぐ見抜かれます。そのため、まずはこの辺のオーストラリア特有のコーヒー知識をネットやSNSで勉強することから始めましょう!



おすすめのYoutubeチャンネルを載せておきます!!!


コーヒーの知識が理解できてきたら、次は「バリスタレッスン」に参加してみましょう。未経験なら「エスプレッソマシーンを使っての練習は必須」です。
コーヒーの作り方を知識で知っていても、実際にスムーズにクオリティ高く作れなければバリスタとしての採用はもらえません。頭だけでなく、体で動きを覚える練習が必要なので、バリスタレッスンに5〜6回程度通うのがおすすめです。人によっては現地のコースなどに1ヶ月以上通う場合もあります。
僕はローカルのバリスタコースに3回、日本人のバリスタレッスンに1回参加して、合計4回通いました。実戦形式でエスプレッソ抽出、ミルクのスチーム、ラテアートなどの基本をしっかりと学ぶましょう。
レッスンの目的はあくまでスタートラインに立つことです。基本を覚えて、堂々と応募できる状態を作り、そこからはトライアルや実務の中で成長していきましょう。


1番大事なポイントがトライアルをゲットすることです。つまり求人への応募をしましょう。
僕が使ったのはFacebook。もう一つは気になったカフェに直接レジュメを持ち込む方法です。
Facebookには、コミュニティグループ機能があり、都市ごとのバリスタコミュニティグループが存在します。
例えば、僕のいるメルボルンでは「Melbourne baristas」「Melbourne barista spotters」というグループがあります。そこには多くの求人が日々アップされ、オンラインでやりとりができます。


また、バリスタグループに自分のレジュメを投稿する方法はかなり有効です。
あなたの投稿を見たカフェオーナーや採用担当から直接連絡が届き、トライアルのチャンスがゲットできます。その際にラテアートの写真を投稿するとあなたのレベル感が伝わるので、より多くの連絡が来るかもしれません。
他にもInstagramなども効果的ですが、Facebookで仕事探しをするのが最も効率的です!!


応募を続けていると、そのうち「トライアルに来ない?」と連絡が来ます。
バリスタポジションのトライアルとは、実際のカフェで行われる採用試験のようなものです。パターンは大きく2つあります。
一つは、指定されたコーヒーを作るだけのシンプルなコーヒースキルのレベルチェック。
もう一つは、実際に1〜3時間、バリスタとして働いてみるパターンです。
トライアルで特に見られているのは、コーヒースキル、コミュニケーションスキル(英語力を含む)、人間性、そしてやる気です。もう少し具体的に言うと、コーヒーのクオリティやスピード、愛想の良さ、同僚やお客様と適切にやり取りできるか、掃除・洗い物・提供などを要領よくこなせるか、仕事に対する意欲があるかといったところです。
正直に言うと、僕は10個ほどのトライアルで不合格になりました。未経験なら、それくらいは普通だと思って大丈夫です。人によっては20〜30回落ちることもあります。それでも諦めずに続けていれば、バリスタとしてのスキルが上がってきて、少しずつ合格に近づいていきます。
僕が意識したのは、とにかくトライアルに行きまくることでした。1週間毎日トライアルに通い、トライアルそのものや業務の流れに体を慣らしていったのです。
ただ、これは「数打ちゃ当たる」とは少し違います。トライアルのなかで何が原因で不合格になったのかをしっかり振り返り、少しずつ改善していくことこそが、トライアル突破の一番のコツだと思います。
トライアルに合格して、安心!仕事探し終了!となりたい気持ちはわかりますが、正式採用まで安心しないでください。
トライアルの後に「じゃあ来週からトレーニングに入ろう!」「合格!また後ほど連絡するね!」と言われ、そのまま連絡がこない。なんてことがザラに起きます。
トライアルに来ているのは、もちろんあなただけじゃないので、後に来た人を採用してしまったというケースが起こり得ます。
また、実際にシフトに入ってからも上手く業務について行けず、残念ながらクビなんてことも全然ありえます。
そのため、一人前のバリスタとして働けるようになるまでは、気持ちを緩めずに他もチャンスも探し続けましょう!
オーストラリアのバリスタはラテアートが必須?


オーストラリアでバリスタとして働く上で、ラテアートが重要かどうかは店の方針次第です。ラテアートにこだわる店もあれば、提供スピードを重視する店もあります。そのため「ラテアートができないからバリスタとして働けない」というのは、あくまで言い訳にすぎません。
しかし、仕事探しの場面ではラテアートが大きな意味を持ちます。というのも、トライアルを勝ち取るには、ラテアートの写真でしか自分のレベルを伝えられないからです。カフェの採用担当者は、Facebookに添付してあるラテアートの写真からバリスタとしての技量を判断し、連絡するかどうかを決めます。実際、ラテアートがある程度描ける人は、バリスタ業務全般も高いクオリティでこなせるケースがほとんどです。
では、トライアルに受かるために最低限どのくらいのラテアートが描ければいいのでしょうか。一つの目安になるのが、「ハートとチューリップを安定して描けること」です。
きれいなラテアートを描くには、土台をていねいに作る、スムーズに仕上げる、注ぎを一定に保つといった要素が欠かせません。そして、これらを押さえることが、結果的においしい一杯にもつながっていきます。
オーストラリアのバリスタはラテアートよりもスピード重視


オーストラリアのカフェではラテアートよりもスムーズにコーヒーをすばやく作るスキルが重視されます。
例えば、2杯どり(二杯分のミルクを一度にスチーミングすること)は、コーヒーを早く提供する上で必須の技術です。また、エスプレッソを落とすまでのスピードや作成ミスをしない安定感なども、トライアル時にはラテアート以上に見られています。
この写真はバリスタを初めて5ヶ月目ですが、毎日勤務していると、二杯どりでもクオリティの高いコーヒーを安定して作れるようになります。
特にテイクアウトのオーダーの場合は、特にスピードが重視されるので、オーダーを素早く捌くトレーニングをするのが重要です。
バリスタとして採用されるまでにどのくらいかかった?


僕の場合、バリスタとして採用されるまでにかかった期間は約1ヶ月でした。
海外生活が長いので英語でのコミュニケーションには困りませんでしたが、それでも1ヶ月ほどかかりました。
未経験からバリスタになることは十分に可能です。
ただし、技術を身につけるための時間と行動力はどうしても必要になります。というのも、オーストラリアは経験をとても重視するからです。求人には「経験必須」と書かれていることも多く、未経験者にとって高い壁があるのは間違いありません。
とはいえ、実際に何人もの人が未経験からバリスタになっています。他の人にできているのですから、誰に何を言われても続けてさえいれば、チャンスは必ずあるはずです。
ぜひ、オーストラリアでカッコいいバリスタになってみてください!


