
「フィリピン入国には“捨てチケット”が必要って本当?」「そもそも捨てチケットって何?」「10ドルで買えるって聞いたけど本当?」
フィリピンなど一部の国では、入国から30日以内に出国する航空券の提示を求められることがあります。片道航空券だけで入国しようとすると、空港で搭乗を拒否される可能性も。
そんなときに役立つのが使わないことを前提にした出国航空券、「捨てチケット」です。わずか10ドルで購入できるレンタルチケットサービスもあり、バックパッカーやノマドワーカーの間で使われています。
この記事では、フィリピン入国時に必要な捨てチケットの概要と、安心して使える格安チケットサービスの利用方法をわかりやすく解説します。



これからフィリピン留学を予定している方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
この記事を書いた人
トミー(Tommy)
海外在住(バギオ)学校スタッフ&WEBライター&ブロガー。ブログ最高月10万円。元カナダのバンクーバー民。カナダの留学エージェントで100記事以上執筆。海外生活役立ち情報。Co-op留学、ワーホリ経験。前職はクレジットカード会社営業。「海外で気楽に暮らす」をモットーにサイト運営中。






そもそも捨てチケットとは?


「捨てチケット」とは、実際には使わないフィリピン入国時の“出国の証明”としてだけ使う航空券のことです。
このように「使わない=捨てる」ことを前提に購入するため、「捨てチケット」と呼ばれています。
日本のパスポートでは、ビザなしで30日間までフィリピンに滞在が可能です。
ただし、日本出国時のチェックインカウンターで「30日以内に本当に出国するのか」を確認されるため、出国用の航空券を提示する必要がある場合があります。
とはいえ、帰国日がまだ決まっていなかったりすると、正式な航空券を買うのはもったいないですよね。そんなときに使われるのが「捨てチケット」です。
なお、4週間以内の短期留学であればビザなしで滞在できるので、そもそも捨てチケットは不要です。
一方、30日を超えて留学をする場合でも、語学学校が現地でビザ延長の手続きをしてくれるので、自分でビザを取る必要はありません。
通常は、値段の安い近隣国への航空券を捨てチケットとして購入するのが一般的ですが、安くても4,000円〜5,000円くらいはかかってしまうんです。



そこで、私が実際に利用したのが「10ドルの捨てチケット」です。
10ドルの捨てチケットの購入方法


10ドルの捨てチケットを購入するには、「Top Onward Ticket(トップオンワードチケット)」というサイトを利用します。
「Top Onward Ticket」とは、捨てチケットの格安レンタルを提供しているサービスです。48時間限定のレンタルで値段は10ドルからです。実際に搭乗券として使用はできず、出国証明用として使用されます。
ちなみにこのサービスは一般的なバックパッカーやノマドワーカーたちに使われているサービスですので、ご安心ください。
「Top Onward Ticket」にログイン
必要情報の入力



以下の情報をフォームに入力します。
Your Title | 女性→【Ms.】 / 男性→【Mr.】 |
First Name | 名前 |
Last Name | 氏 |
Passenger | 人数 |
Choose Your Trip | 【One Way(片道)】 |
Your Email | PDFチケット受け取りのためのメールアドレス |
Departing Airport(From) | Manila philippins(MNL)などのフィリピン航空を選択 |
Arrival Airport(To) | Tokyo-Narita (東京-成田) |
Departure Date | 入国から30日以内の日付を選択 |
When would you like to receive the ticket ? | On a later date (recommended when your flight is further out: 48+ hours from today)受取日を後日に設定 |
Receipt day/time | 受取り日を入力 ※チケットは48時間有効なため、渡航前日でOK! |
Time Zone | (GMT+09:00) Tokyo Osaka,Sapporo |
Choose your payment method | Pay pal or Credit/Debit Card |



実際の画面上の入力例はこちらです!





入力が完了したら画面下のBOOK FLIGHT($10)をクリックして、支払い情報画面へ。
支払い情報入力


金額が10ドルであることを確認の上、支払い情報を入力、「Pay」をクリックします。



その後の画面で「Thank you for your order with Top Onward Ticket〜」と表示されれば申し込み完了です。
メールの受け取り


入力した指定の日時になると、上記画像のようなPDF付きのメールが届きます。


PDFを開き、入力した通りの情報になっているのか確認してください。



情報があっていれば、保存しておいて、捨てチケットの準備はバッチリです。
10ドル捨てチケットの当日の聞かれ方


ここからは日本からフィリピンに渡航する時の捨てチケットの使い方を説明します。
まず、航空会社によって捨てチケットの提示を求められる場合とそうでない場合があります。特にAir AsiaやJetstarなどは聞かれる可能性が高いとされています。
そして、航空会社のチェックインカウンターで提示を求められますが、他の質問への対処も含めて覚えておきましょう。
前回は、成田発-マニラ着のAir Asiaの便で渡航の際に出国チケットの提示を求められました。



フィリピンには何日間滞在しますか?



えーと、2週間くらいです。



出国日はいつですか?



●月●日です。(捨てチケット通り)



帰国のチケット拝見してもよろしいですか?



はい、こちらです。(捨てチケットの画面を提示)



はい大丈夫です、ありがとうございました!
というような流れで出国チケットの確認が行われました。
基本的にはないと思いますが、もし仮にTop Onward の捨てチケットが認められない場合は、その場でチケット購入して、提示しましょう。
また、フィリピン入国の際に入国目的を聞かれた場合は、留学でも「Study」と答えずに「Travel」と答えれば大丈夫です。
捨てチケットを理解してフィリピン留学へ!
捨てチケットとは、実際に搭乗するためではなく、捨てる前提の「出国予定を証明するため」に用意する航空券のこと。
日本人はフィリピンに最大30日間ビザなしで滞在できますが、入国時に「30日以内に出国する証明」が求められる場合があります。そのため、帰国日が決まっていない人や片道航空券だけで入国しようとする人にとっては、捨てチケットの準備が必要です。
最近では、10ドルほどで48時間有効の出国チケットを発行してくれるオンラインサービスもあり、多くの旅行者に利用されています。
なお、4週間以内の短期留学であればビザも捨てチケットも不要ですし、長期滞在の場合でも、学校が現地でビザ延長の手続きを行うため、日本で学生ビザを取る必要はありません。
捨てチケットを正しく理解して、フィリピン留学準備を進めましょう!





