いつでも、場所を選ばず、海外でも仕事ができるデジタルノマド生活。
近年、多くの人が自由で輝かしい海外ノマド生活を目標にキャリアを踏み出しています。
しかし
「どうやったらデジタルノマド生活を実現できるの?」「どうやって仕事探せばいいの?」
などの疑問や悩みを持つ方も多いはずです。
この記事では、UI/UXデザイナーとしてデジタルノマド生活を送っている かなこさん にインタビューをしていきます。仕事の探し方、進め方、使っているツール について聞いていきましょう。
将来、海外でノマドライフを送りたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
かなこさんの経歴

▶︎日本で美術系の大学を卒業後、チームラボ株式会社に3年半在籍。
▶︎その後、株式会社リクルートに転職し、6年間在籍。
▶︎リクルートにてUXデザインに関する経験を得つつ、勉強を兼ねてUIデザインに関わる副業を開始。
▶︎2022年2月からフリーランスとして、UI/UXデザインの仕事をこなす一方、ワークショップなどを通じてUXコンサルティングも行っている。
▶︎カナダでCoop留学UXデザインを専攻。
UI/UXデザインってどんな仕事?

一般的にUI(ユーザーインターフェース)とはユーザーとサービスをつなぐもので、ユーザーがサービス・製品を通して「視覚に触れるすべての情報」を指します。
一方、UX(ユーザーエクスペリエンス)は「顧客体験」と略され、ユーザーがサービス・製品を通して得られる「体験」を意味します。
以上が一般的な定義になりますが、実際にUI/UXの分野で活躍しているかなこさんにより詳しく聞いてみます。
UIデザインとUXデザインの違い

UI/UXデザインってどんな仕事ですか?



私はUXデザインって「家の図面をつくることに似ているなと思っています。例えば、1人で住む家か二世帯住宅かでユーザーニーズが変わりますよね。設計士さんはユーザーニーズに合わせて部屋の数や間取りを決めると思います。なので、UXデザインは「サービスの図面を作る設計士」だと思っています。



なるほど!つまりユーザーに合わせてデザイン設計をするのがUXデザインですね。
ではUIデザインは?



UXデザインよりもユーザーとの接点(直接見える部分や触れるもの)をデザインすることだと思います。
例えば「子供部屋だから壁の色を変えよう、床を柔らかい素材にしよう」とかですね。



UIデザインはよりユーザーとの接点が大切になるんですね。
実際の仕事ではUIとUXはどう異なりますか?



私の場合はUI/UXをまとめて1人で受けている&スタートアップと働くことが多いので少し一般とは違うかもしれません。
UXパートではアイデアを発散するワークショップの実施、競合調査、ロードマップ設計、アイデアのまとめ、テスト設計、ユーザビリティテスト、ワイヤーフレーム作成までを行うことが多いです。
UIパートではデザインシステムの設計、実際の画面のデザインなど実際にユーザーが見たり触ったりする画面を設計します。



UXはサービスのアイデアをまとめたりと、意外と話し合いが多そうですね!



そうですね、UXデザインは画面の設計ももちろん行いますが、それよりも情報整理がメインの仕事です。サービスの5年後10年後の将来設計をクライアントさんと一緒に組み立てていくイメージ。
ゴールに到達するための細かい設計を一緒に考えていくとか、ヒアリングをした上でアイデアを事業化できるように視覚的にまとめてあげる。
そういう意味ではサービスデザインやコンサルに近いことをやっていますね。
UI/UXデザインとWebデザインの違い



UI/UXデザインとWebデザインの違いを教えてください。



これは難しくて、、
まず、人によって解釈が違う部分だと思います。また私はWEBデザイナーとして働いたことがないのでその前提で聞いてほしいです。



そうなんですね、かなこさんなりの解釈を聞いてもいいですか?



私はUI/UXデザインと聞くとサービスなど人が使うものを想像します。
一方でWEBデザインと聞くとLPやコーポレートサイトなどの人が見るものを想像しますね。



なるほど、Webデザイナーの役割はどう違いますか?



WebデザイナーはUIUXデザイナーよりもビジュアル、もっというと商品や情報を魅力的に見せるスキルが必要だと思いますね。おそらくマーケティング的な知識も必要になってくるのかな。あとはコーディングも含まれているイメージがありますね。



では、UXデザイナーは具体的には何をしますか?



UXデザイナーはサービスの設計士なので、サービスの構造を考えることをメインに行います。例えばユーザーが頻繁に使うサービスの場合、「毎日使いやすい」と「久しぶりに見ても使いやすい」とでは設計が変わりそうじゃないですか?こういった構造設計を調査やインタビューを通じて検討しますね。



かなこさんがケーススタディでCo-op期間に行ったCo-opでのプロジェクトはこんな感じなんですね👇











ということは、そもそも「UX/UI」と「WEBデザイン」を比較するべきではないんですね。もし比べるとしたら「UXデザイナー」と「WEBデザイナー」の方がしっくりきます。



そうですね。UXデザインをメインでやっている私の場合、「Webデザイナー募集」という求人には応募しないです。スキルセットが全然違いますね。
UXデザイナーの仕事の進め方
次にUXデザイナーの仕事をどのようなステップで進めていくのかについてかなこさんに質問していきます。



まずUXデザイナーはプロジェクトごとに何人いるんですか?



基本的にUXデザイナーは1人、多くても2人ですね。また、サービスに参画する形になるので基本的に長期プロジェクトが多いと思います。



長期間チームに入るんですね。では実際に仕事の手順を教えてください。



はい、以下はサービス立ち上げに携わる場合の仕事の進め方です。
時給交渉や契約条件の確定。
ステークホルダーインタビューを通じて、事業構想、UXデザイナーに対して求めること、スケジュール、プロジェクトのゴールビジョン、制約条件、ターゲットオーディエンスなどを詳細に聞き取る。
プロジェクトのタイムラインを計画。
ヒアリングの結果に基づき、プロジェクトのコンセプトや方向性に関する提案を行う。
実際のデザイン作業に着手し、定期的にクライアントとの進捗確認や週に1回程度の打ち合わせを行い、必要に応じてワークショップなどを繰り返し、サービスを完成させる。



また、サービスの改善をしてほしい!っていうご依頼もいただくので、その場合はフローが変わってきますね。



なるほど!ありがとうございます!
1日のスケジュールは?





では次にノマドとして働く1日の流れを教えてください!



午前中(9時から12時)と夕方から夜(16時から22時ごろ)までを作業時間と定め、お昼休憩を長めにとっています。
午前中は自分の作業時間とし、夕方以降は主にミーティング用の時間枠にしてますね。



特殊なスケジュールですね。何か理由があるんですか?



私はどっちかというと朝型なので9時から仕事を開始します。あとは日本とバンクーバーの時差(16-17時間)に加え、昼食後は集中力が低下するのでお昼に長く休むようにしています。



合理的ですね。お昼休憩の間は何をするんですか?



4時間のお昼休憩時にはランチに行ったり、ジムに行ったり、昼寝をします。そうすることで頭の切り替えができ、良いリフレッシュができています。
海外でUXデザイナーの仕事を探す方法
では次に海外でUXデザイナーの仕事を探す方法を質問していきます。



今はどのような環境で働いていますか?



現在は日本企業から仕事を受けています。ただ英語環境で働きたいので、「サービス展開が北米あるいはメンバーに外国人が多い会社」という条件で選んでいます。



すごくいいですね!どのように仕事を得ていますか?



知り合いからの紹介がほとんどで、チームラボやリクルート時代の上司や同僚などを通じて仕事を受けています。紹介者が私のことをある程度知っている状態で仕事を依頼してくれるので、能力ややりたいことの観点からミスマッチが少ないですね。



知り合いからの紹介が多いんですね!ではSNSなどは使いますか?



SNSで仕事の依頼を受けることもありますが、スキル向上が見込めるかなどを基準に、数を絞って受けるようにしています。例えば、LinkedInやYOUTRUSTなどのビジネス系のSNSですね。



ビジネス系のSNSで仕事を受ける際のポイントはありますか?



ポイントは自分ができることを細かく、明確に記載するのがおすすめです。ミスマッチが減ったり、クライアント側は能力を把握しやすいので、依頼に繋がりやすくなります。



なるほど!そうすればクライアント側もイメージがしやすいですね。
海外UI/UXデザイナーに必要なものは?
次に海外UI/UXデザイナーに必要なものをかなこさんに解説してもらいます。



以下が私が実際に使っているツールです。



以下が私が思うUI/UXデザイナーに必要なスキルです。
UI/UXデザイナーになるための勉強法



UI/UXデザイナーになるための勉強法を教えてください!



「UI」 と「UX」 に分けて説明していきますね!
・良いデザインを見つける
・既存のデザインをひたすら模写する
・そのデザインが採用されている背景まで考える。
・良いサービス設計を見つける
・具体的にどこが良いのか、なぜ良いのかを言語化する。



あとは他のデザイナーとの意見交換はかなり重要ですね。
かなこさんが思う”良い”デザインやサービスは以下の2つです。ぜひ参考にしてみましょう!
①みんなの銀行
『お金の『苦手』を『いいね』に変える』
がコンセプトのデジタル銀行サービス画像引用元:https://www.minna-no-ginko.com/
オススメポイント
・使い勝手も良いが、「若い世代にお金への興味を持ってもらいたい」というのが伝わる設計になっている。
例えば、貯蓄預金を『box』という表現を使って、箱の中に入れてくような感覚で表現しているのがすごく面白い。
▶︎銀行関連の難しい表現を考える必要がないシンプルな表現で設計しているのがポイント。
②B/43
プリペイドカードと家計簿アプリがセットになった「家計簿プリカ」サービス
画像引用元:https://b43.jp/
オススメポイント
・私は近年で最強のUXだなと感じている。
クレジットカードを申し込んで、届いたときの封筒でさえも素敵なデザインになっている。カード自体も真ん中が透明になっていて、『お金の流れを、もっと透明に。』
というコンセプトを表現している。
▶︎使っても良い。デザインも素敵。こういうのが良い体験設計。
海外ノマドに適した国/都市は?





では最後に海外ノマドにおすすめの国はどこですか?



オランダ、タイ、ポルトガル、マルタとかはいいなと思います。



ヨーロッパはぼくもノマドワーカーとして行ってみたいですね。



私は子供がいるならオランダがおすすめです。街も綺麗だし、個人事業主ビザもあるし、何より日本人はビザが取りやすいですからね。



オランダは教育も良いって言いますよね。



あと、1人の場合はタイがおすすめですね。実際に行ったことありますが、どこのカフェもWifi環境が整ってるし、安いので住みやすいと思いますよ!



色んな都市に行ってますね。ポルトガルはどんな感じなんですか?



ポルトガルは以前1ヶ月くらい行ったんですけど、ヨーロッパの中でも比較的物価が安く、気候も安定しています。コーヒーも1ユーロくらいで飲めるんです。英語も7割ぐらいは通じるし、とにかく人が優しいのでまた行こうかなと思ってます。



ポルトガル良さそうですね!マルタとかは留学のイメージがありますね。



そうですよね。マルタは英語圏なのがいいし、物価も安く、ビザも比較的取りやすいから人気ですよね。



そうですね、ではこの辺でインタビューを終わりにしたいと思います。今日は貴重なお話をありがとうございました!



こちらこそありがとうございました!
ノマド生活を送ろう
ノマドライフを送るにはコツコツ努力を重ねることが大切ですね。
特に海外でデジタルノマド生活をするには、WEBマーケティング全般の知識を身につけることが大切です。
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