海外ノマドおすすめ職種10選!仕事内容や収入、スキルを徹底解説

場所や時間にしばられず、世界を旅する自由な生き方がしたい…
でも何の仕事をすればいいの?

脱サラしてフリーランスを目指したいけどスキルや経験がないと厳しい?

こんなぼんやりとした憧れを抱きつつも、今の自分には無理だから…とあきらめていませんか?

私も以前はそうでした。

しかし、コロナ禍でリモートワークが定着し、多様な働き方への理解が高まってきている今こそが、新しいキャリアをスタートさせるのに絶好のタイミングなのです。

実際私も、2022年の冬に脱サラ後、未経験からたった2ヶ月で5クライアントを獲得、現在はカナダにてフリーランスのWEBライターとして伸び伸びと生活しています!

そこでこの記事では、

  • 海外ノマドワーカーにおすすめの職種10選
  • 各ノマドワークに必要なスキルや参入障壁、仕事内容、収入

などを詳しく解説していきます。

記事の最後に比較表も用意しています!

夢の海外ノマドライフを実現させたい!という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

海外ノマドとは?

そもそも「ノマド(nomad)」とは英語で遊牧民という意味で、特定の場所や時間にしばられない働き方を指します。

ノマドとして働く人々を「ノマドワーカー」といい、PCやスマホ一台で完結する仕事がほとんどなので「デジタルノマド」ともいわれます。

インターネットさえ繋がればいいので、自宅やカフェ、コワーキングスペースといった自由な場所で働けるのが魅力です。

まさに、理想のワークライフバランスを実現しやすい働き方といえるでしょう。

その特徴を活かし、海外移住をしたり、世界を旅をしながらノマド生活をする人もいるため、「海外ノマド」ともよばれます。

フリーランスやリモートワークとの違い

似ている言葉との違いは以下のとおりです。

フリーランス

企業などの組織に属さず、独立して業務委託契約などで仕事を請け負う雇用形態。

リモートワーク/テレワーク

会社員などがオフィスに出社することなく、遠隔地から業務を行うこと。

ノマドは雇用形態を問わず「場所にとらわれないワークスタイル」なので、フリーランスとリモートワークのどちらも含みます。

ただし、フリーランスでもプロジェクト期間中は業務委託契約先のオフィスでの仕事を求められる場合や、リモートワークでも月に数回は出社しなければならないハイブリッド型などもあります。

一方で、働く場所や時間の自由度が高い場合にノマドと位置づけられます。

海外ノマドに適した仕事の特徴・共通点

ノマドに適した仕事には以下のような特徴があげられます。

  • オンライン上で完結する
  • 成果がわかりやすい
  • プロジェクト単位で動く

3つの特徴の共通点として、オンラインでの仕事がベースとなります。そのため、Web系のスキルの習得が必須です。
今の時代、本やYouTubeでの独学、オンラインスクールの受講など、スキマ時間に学ぶ方法はいくらでもあります。

また、海外でノマドをするなら、下記の点も理解しておきましょう。

海外フリーランス

海外在住のフリーランスは常に新しい発見や経験ができ、アイデアが浮かびやすいのが強みです。
その国の言語や文化を知っていれば、海外向け案件の獲得もできるでしょう。

ただし、自力で案件を獲得する必要があるので、実績とともに自己PR・ブランディング力も重要です。

はじめての仕事を得るときは、クラウドソーシングサイトの利用が一般的です。
SNSなどに依頼がくることもあるので、ポートフォリオを公開しておくといいでしょう。

海外フルリモート

海外でも安定した収入を得たいのなら、フルリモートで働ける企業への転職もひとつの手。
生活する国は日本との時差・物価の差を考慮して選びましょう。

たとえば、アジア圏の場合、タイはノマドワーカーに人気です。日本との時差が小さいため、ミーティングの調整も容易にできます。さらに日本での給料を受け取りながら、タイの安価な生活費で暮らすことで、使えるお金が増えるという経済的なメリットもあります。

もちろん最初からスキル・経験があるに越したことはないですが、高度な知識がなくても成功している人はたくさんいます。

副業からはじめて、1つのスキルを足がかりに2つ3つとかけ合わせていけば、自分のブランド価値を高めていけるでしょう。

レベル別!海外ノマドに適した職種 10選

上記の特徴にあてはまるおすすめのノマドワークを、10個リストアップしてみました。

  • 事務職
  • WEBライター
  • ブロガー・アフィリエイター
  • 動画編集
  • SNS運用
  • 翻訳家
  • WEB制作・デザイナー
  • UI・UXデザイナー
  • プログラマー ・ITエンジニア
  • WEBコンサルタント

それではここからは、それぞれの職種を3つのレベルに分けて詳しく見ていきましょう。

レベル① 未経験でも始めやすい!初心者向けノマドワーク

まずは、はじめてでも学びやすく、参入しやすいノマドワークを3つご紹介します。

事務職

仕事内容事務作業
難易度★ 1/10
参考年収300万程度
必要スキルパソコンスキル、コミュニケーション能力

事務職は企業のバックオフィス業務をおこなう仕事です。
「え、こんな仕事でもノマドができるの?」と思いませんでしたか?

IT技術の進歩により、パソコンのみで対応可能な仕事の範囲はどんどん広がっています。
データ入力や書類作成、人事、広報、営業事務などの業務は外部委託することでコストが抑えられるため、需要が多いです。

どの企業でも必要な業務内容ばかりなので、何かしらは経験がある人も多いはず。
特別なスキルや資格がなくても、クライアントとのコミュニケーションを欠かさず、正しく業務をおこなうことができれば大丈夫です。

メリット
デメリット
  • 一般的な経験を活かしやすい
  • 特別なスキルが不要
  • 収入額に限界がある
  • 新しいスキルの習得がしにくい

WEBライター

仕事内容WEB上の記事の執筆
難易度★★ 2/10
参考年収300万〜600万程度
必要スキルライティング、SEO、リサーチ力 (プラスα:なにかの専門知識)

WEBライターは依頼された企画内容に沿って文章を作成しメディアを制作する、ノマド初心者に人気の仕事です。
スキルは情報のリサーチと要約力が必要とされています。

最初は低単価ですが、数をこなして実績を重ね、「こんな記事が書けますよ」とSNSなどでアピールしましょう。
クラウドソーシングサイトに多くの依頼が載っているので、登録必須です。

また、専門性の高いトピックほど高単価になるため、特定の分野での深い知識がある人は自身の経歴を活かせる内容の依頼をさがすとよいでしょう。

そのほか、読者を納得させる文章を書ける、記事が検索結果のトップに表示されるようになる(=SEO最適化)と、スキルが高いと言われるようになります。

メリット
デメリット
  • 募集が多く案件を見つけやすい
  • 初期費用がかからない
  • スキルが上がれば高単価になる
  • 初心者のうちは単価が低い
  • 慣れるまでは執筆に時間がかかる
  • ライバルが多い

WEBライターが実際にどのように仕事を得ているのか気になる方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

▼おすすめのライター講座はこちら

ブロガー・アフィリエイター

仕事内容ブログ運営(記事執筆、アフィリエイト広告などの運用)
難易度★★★★ 4/10
参考年収0〜1,000万以上と幅広い
必要スキルセールスライティング、SEO (プラスα:WEBマーケティング)

ブロガーとは個人でブログを運営し広告収入を得る仕事です。
サイト内で紹介した商品が購入されたり、広告がクリックされることで報酬が発生します。

ライターのようなクライアントワークとは異なり、書けば収入が得られるというわけではありません。多くの読者にサイトを訪問してもらい、収益を産む必要があるため「忍耐力と継続力」が必要になります。

一方、「海外」や「旅行」といったテーマ自体が人気なので、自由に移動できるノマドワーカーにはぴったりの仕事でもあります。また、うまくファンをつかめれば収入は青天井です。

このブログのように、WordPressの有料テーマを使っても、ドメイン代、サーバー代を入れて年間で2万円程度しかお金がかかりません。

上記でふれた必要なスキルに加え、WEBマーケティングの知識もあると強いでしょう。

メリット
デメリット
  • 収入が青天井
  • 初期費用が安い
  • ノマドであること自体を活かせる
  • 収益化まで時間と労力がかかる
  • 媒体に影響されやすく収入が不安定になるリスクがある

▶︎海外でブログをはじめてみたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

レベル② 実績を積んで高収入もめざせるノマドワーク

次に徐々にステップアップし、知識やスキル次第では大成功につながることもあるノマドワークを4つご紹介します。

動画編集

仕事内容クライアントのPR動画編集作業
難易度★★★★★ 5/10
参考年収400万程度
必要スキル動画編集ソフトのスキル、デザイン知識

動画編集は企業のYouTube、TikTok、インスタといったSNS向け動画広告の制作を請け負う仕事です。

動画編集ソフトをつかって、映像カット、テロップ、効果音、エフェクト挿入などを行います。

クライアントから提供される素材をもとに作ることが多いですが、企画や撮影、さらにはディレクションなど少しずつ業務範囲を広げると、単価がアップしていきます

慣れれば1件あたりにかかる時間が短くなり、同時にこなせる件数も増えるでしょう。

メリット
デメリット
  • 募集が多く案件を見つけやすい
  • 無料のソフトで十分OK
  • ライバルが多い
  • 慣れるまでソフトの操作が難しい

SNS運用

仕事内容クライアントのSNSの投稿、分析
難易度★★★★★★ 6/10
参考年収400万程度
必要スキルSNSマーケティング知識、分析力、企画力

SNS運用は企業や個人のX(旧Twitter)やInstagramなどSNSの運用を代行する仕事です。

投稿するコンテンツのスケジュールと作成、フォロワーを伸ばすためのデータ分析と戦略、コメントや問い合わせ対応など、クライアントのビジネス目標に合わせてアカウントを管理します。

今やSNSはマーケティングに欠かせないツールとなっていますが、各SNSの特性を熟知し、日々変化するアルゴリズムを常に勉強する必要があります。

また、いわゆるアカウントの「中の人」、つまり企業の顔になるので、責任は重大です。

メリット
デメリット
  • 長期契約を得やすい
  • 市場が急成長しており需要が高い
  • 業務範囲が多岐にわたる
  • 継続的なトレンド分析が必要

翻訳家

仕事内容資料などの外国語翻訳
難易度★★★★★★★ 7/10
参考年収400万程度
必要スキル語学力、想像力

翻訳家はクライアントから渡された日本語の資料を外国語に(またはその逆)変換する仕事です。
観光、放送、通販など、内容は多岐にわたります。

外国語にかこまれて生活できる海外ノマドにとってはぴったりの仕事ですよね。
特に英語の需要の高さはいわずもがな。

最近はAIが発達していますが、クライアントが「何を伝えたいのか」の意図をくみ取れる人間の力がまだまだ必要とされています。

シチュエーションにあわせた翻訳、さらには専門用語への対応ができると強みになります。

メリット
デメリット
  • 外国語の勉強になる
  • 海外在住の環境を生かせる
  • 将来的にはAIに仕事をうばわれていくリスクがある

WEB制作・WEBデザイナー

仕事内容Webサイト、Web広告などのデザイン
難易度★★★★★★★ 7/10
参考年収300万~600万程度
必要スキルデザインスキル、SEOなどのマーケティング知識 (プラスα:コーディング)

WEB制作・WEBデザイナーはWebサイトやWeb広告などの制作を請け負う仕事です。
ホームページだけでなく、ポスターや名刺、バナーなど大から小までさまざまな規模の依頼があります。

コーディングの知識がなくてもWebサイト制作ができるノーコードツールもあり、昔とくらべると参入ハードルが低くなっています。

メリット
デメリット
  • WEBデザインスクールが豊富
  • 人材不足で引く手あまた
  • コーディングの知識は今や不要
  • 大きな仕事を得るには実績が必要
  • ツールの進化についていくのが大変
  • 1件あたりの時間が長くなりがち

WEB制作・WEBデザイナーがどのように仕事を得ているのか気になる方は、ぜひこちらのインタビュー記事を参考にしてみてください。

レベル③ 専門スキルが必要な高単価ノマドワーク

高度なスキルと経験が必要な分、収入も安定しやすい、ノマドワークを3つご紹介します。

UI・UXデザイナー

仕事内容ユーザーインターフェース(UI)、ユーザーエクスペリエンス(UX)の設計
難易度★★★★★★★★ 8/10
参考年収400~500万程度
必要スキルデザインソフト(Photoshop、Illustratorなど)、SEO、マーケティング知識

UIデザイナーは、ユーザーが「使いやすい」と感じるようなデザインを作る仕事です。

UXデザイナーはさらに「楽しい」「心地よい」と感じてもらえるよう、ユーザーの行動分析なども行います。

WEBデザイナーとくらべて、ユーザー目線で作る必要があるため、より高いスキルと幅広い知識が求められます。
そのため、参入ハードルは高いですが、ステップアップしていけば高額のオファーがくることも

メリット
デメリット
  • 高単価の案件が多い
  • ライバルが少ない
  • 幅広い知識が必要
  • 即戦力が求められ、未経験ではきびしい

プログラマー ・ITエンジニア

仕事内容Webシステム、Webサイトなどの構築
難易度★★★★★★★★★ 9/10
参考年収400~800万程度
必要スキルプログラミング、論理的思考、IT全般の知識

プログラマー は、プログラミング言語をつかい、設計書にしたがってコーディングを行う仕事です。

その上位職にあたるITエンジニアは、システム開発のリーダーとして、設計書作成やマネジメントなども行います。

プログラミングのさまざまな言語をマスターし、さらに技術の進歩についていくにはかなりの努力が必要です。

しかし業界問わず、需要は増加しつづけているので、この道をきわめるリターンは大きいでしょう。

メリット
デメリット
  • 高度なスキルがあればかなり稼げる
  • 人材不足のため仕事を得やすい
  • スキル習得までのハードルが高い
  • 常に進歩する技術を学ぶ必要がある

WEBコンサルタント

仕事内容企業のマーケティング課題に対するアドバイス
難易度★★★★★★★★★★ 10/10
参考年収600~1,000万程度
必要スキルWeb全般の知識、課題発見・解決力

WEBコンサルタント はWebに関する知識を提供して、事業の提案、策定、実行のサポートを行う仕事です。

Webマーケティング全般の知識はもちろん、クライアントの業界の知識も求められるでしょう。

広い知識と経験が重視されるこの仕事は、今回紹介した10個の中でもっともハードルが高いといえます。

フリーランスになりたい場合は、会社でスキルを身につけたあとに独立するのがおすすめです。

メリット
デメリット
  • 将来性がある
  • 年収1,000万円超えも夢じゃない
  • 総合的な難易度がもっとも高い
  • 責任重大

WEBコンサルタントが実際にどのように仕事を得ているのか気になる方は、ぜひこちらのインタビュー記事を参考にしてみてください。

憧れの海外ノマドライフへ一歩踏み出そう!

ここまで詳しく紹介した10個の職種の特徴を、一覧表にまとめてみました。

スクロールできます
職種・仕事必要スキル 難易度/10  年収特徴
事務職パソコンスキル
コミュニケーション能力
  1   スキル不要
WEBライターライティング
SEO
リサーチ力
(プラスα:何かの専門知識)
  2初心者に人気
ブロガー・アフィリエイターセールスライティング
SEO
(プラスα:WEBマーケティング)
    4 収入はピンキリ
動画編集動画編集ソフトのスキル
デザイン知識
   5時代のニーズがある
SNS運用SNSマーケティング知識
分析力
企画力
   6案件が多い
翻訳家語学力
想像力
   7 海外環境を活かせる
WEB制作・デザイナーデザインスキル
SEOなどのマーケティング知識
(プラスα:コーディング)
   7コード知識なくてもOK
UI・UXデザイナーデザインソフト(Photoshop、Illustratorなど)
SEOなどのマーケティング知識
8高額オファーあり
プログラマー (ITエンジニア)プログラミング
論理的思考
IT全般の知識
9引く手あまた
WEBコンサルタントWeb全般の知識
課題発見・解決力
10高収入

スキルは2つ3つとかけ合わせていくことで、自分の市場価値が高まっていきます。
たとえば、私は「留学×WEBライター」というかけ合わせでこのブログを足がかりにし、そこから他のデジタルマーケティングのお仕事に広げることができました。

どんな人も最初は初心者。思いきってキャリアチェンジしてみましょう!

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この記事を書いた人

『デジマフリーランスへの道』 Coop留学の日常、デジタルマーケティング、英語学習についての情報を発信!カナダのバンクーバー在住 大学卒業→金融セールス→バンクーバー留学へ TOEIC855 Google analytics 4 取得済

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