海外からスキマ時間に稼ぐには?
海外フリーランスってどうやって仕事を見つければいいの?
そんな疑問はありませんか?
そんな方におすすめなのが「海外のクラウドソーシングサイト」です。
しかしクラウドソーシングサイトは種類が多く、どれを使えばいいのか迷いますよね。
実はそれぞれのサービスが違う強みや特徴をもっており、あなたの目的やスキルに合わせて使い分けることで仕事を得られる可能性がグッと高まります。
そこでこの記事では、
- クラウドソーシングとは何か・仕組み
- 副業初心者におすすめの総合型クラウドソーシングサイト5選
- クラウドソーシングサイトの選び方
を解説します。
各サイトを比較して、あなたにベストマッチするサイトを見つけてみてください!
海外で副業できるクラウドソーシングサイトとは?
クラウドソーシングとは「crowd(群衆)」と「sourcing(調達)」を組み合わせた言葉で、企業や個人が業務委託の仕事を不特定多数の人に発注する仕組みです。
クラウドソーシングサイトは、仕事を依頼したいクライアントと働きたいクラウドワーカーをマッチングするプラットフォームであり、ここ5年ほどでサービスが増加しています。
案件の獲得から納品、報酬の受け取りまですべてオンラインで完結し、自分のライフスタイルに合わせて受注する量や頻度も自由にコントロールできるのが人気の理由です。
クラウドソーシングサイトの利用料
クラウドソーシングを利用するには登録が必要ですが、基本的にどのサイトも無料なのですぐに始められます。
手数料は報酬から手数料が差し引かれる仕組みが基本です。後ほど詳しく解説します。
クラウドソーシングサイトをおすすめできる人
会社員などが副業で活用するケースが多数ですが、ほかにも
- スキマ時間に稼ぎたい専業主婦・主夫
- フリーランスとして生計を立てている人
- ワーホリや海外留学中に日本からの収入を得たい人
- お小遣い稼ぎをしたい学生
などさまざまなユーザー層がいます。
海外在住者向けクラウドソーシングサイトの選び方
どのクラウドソーシングサイトを利用すべきかは、目的やスキルによって異なります。
各サイトを比較するときに見るべき4つのポイントを解説していきます。
比較ポイント① 案件の種類・ジャンル
クラウドソーシングサイトには主に下記のような案件が掲載されています。
- WEBライティング
- データ入力
- モニター、アンケート
- WEBデザイン
- プログラミング
- ロゴ、広告バナー、イラスト制作
- 動画、画像の制作や編集
- 音楽、ナレーションの制作や編集
- 翻訳
おすすめの職種についてはこちらの記事で解説しています。
またクラウドソーシングサイトは「総合型」と「ジャンル特化型」の2種類に大きく区別されます。
- 総合型クラウドソーシングサイト
-
上記のような仕事を幅広く取り扱うサイト。
- ジャンル特化型クラウドソーシングサイト
-
ある特定のジャンルの仕事のみを取り扱うサイト。
比較ポイント② 案件の受注形式
案件の受注形式は基本的には下記の3種類です。(※サイトごとに対応している形式は異なります。)
- タスク形式
-
1件につき○○円、というシンプルな形式。
- 1つの依頼に対して、多数のワーカーが同時に作業を行う。
- 契約や連絡は不要で、初心者でもすぐに仕事を受けられる。
- 単価は低い傾向にあるため、多くの案件をこなす必要がある。
例:アンケート、口コミ・感想、データ収集など
- コンペ形式
-
作品をほかの応募者と競い合う形式。
- 成果物を提出し、採用された場合にのみ報酬を受け取る
- 選ばれない場合は報酬がない。
- 採用されたワーカーへの報酬は高単価な傾向にある
例:ロゴデザイン、キャッチコピー、ネーミングなど
- プロジェクト形式
-
契約枠をほかの応募者と競い合う形式。
- 公開された仕事の内容に対し、見積もりや提案を提出。
- クライアントは提案者のスキルや経験をもとに選定。
- 契約成立後、直接連絡を取り合い、プロジェクトの詳細を話し合う。
- 長期的な関係が築かれることが多い。
例:記事作成、データ入力、サイト制作、システム開発など
このほかにもスキルを登録しておくと企業からオファーがくる「スカウト形式」など、さまざまな働き方を提供しているサイトがあります。
比較ポイント③ サイト規模
- 大規模サイト
-
案件数・登録会員数が多いサイトでは、さまざまな仕事を見つけられるのがメリットです。
また大企業や政府が案件を掲載している場合も多く、信頼度の高い実績をつくることができます。一方デメリットとしては条件の悪い案件が存在すること、好条件な案件は競争が激しく、獲得難易度が高いことがあげられます。
- 中~小規模サイト
-
案件数・登録会員数が比較的少ないサイトではスカウト形式や独自の形式が使われており、高単価な案件が多いのがメリットです。また競争率が低く、採用されやすい傾向にあります。
一方デメリットとしては案件が少ないこと、高単価の案件では高いレベルのスキルが必要になっていきます。
比較ポイント④ 手数料
サイト利用者が報酬を得る際、報酬から一定の手数料が差し引かれます。この手数料は、システム手数料や仲介手数料と呼ばれ、サイトによって異なる料率が設定されています。
タスク形式の仕事では手数料率が高めに設定されており、報酬額が大きくなるほど手数料率は下がる傾向にあります。
しかし、中には受注形式や報酬額に関係なく、一律の割合で手数料を設定しているサイトも存在します。
できるだけ手取り額を増やしたいですよね…!
おすすめクラウドソーシングサイト5選(総合型)
海外から副業を始めてみたい方向けのおすすめの総合型クラウドソーシングサイトを5つピックアップしました。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- クラウディア
- ココナラ
- Anycrew(エニィクルー)
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
クラウドワークス
運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
登録者数 | ワーカー:588万人 / クライアント:93万社 |
案件数 | 44万件、250種類 |
受注形式 | タスク形式 / コンペ形式 / プロジェクト形式(固定報酬or時間単価) |
手数料 | 5%、10%、20%(報酬額に応じて変動) タスク形式:一律20% |
その他の特徴 | プロクラウドワーカー認定制度、福利厚生 |
クラウドワークスは2012年3月にスタートした日本最大級のクラウドソーシングサイトです。
2023年現在、40万件を超える案件数が掲載されており、伊藤忠商事、Yahoo! JAPANなどの大企業はもちろん、政府機関からも利用されています。
充実したサポート体制や初心者向けの案件も豊富なため、とりあえずクラウドワークスに登録しておけば間違いありません。
デメリットとしては、システム手数料が5~20%と他社と比較して割高な点が挙げられます。特に初心者が受けやすいタスク形式の手数料率は一律20%のため、稼ぐためには多くの案件をこなすことが必要です。
ランサーズ
運営会社 | ランサーズ株式会社 |
登録者数 | ワーカー:110万人 / クライアント:60万社 |
案件数 | 17万件、350種類 |
受注形式 | タスク形式 / コンペ形式 / プロジェクト形式/求人募集形式/スカウト形式/パッケージ販売 |
手数料 | 一律16.5% |
その他の特徴 | 認定ランサー制度 |
Lancers(ランサーズ)は日本初のクラウドソーシングサイトとして2008年にスタートしたサービスです。大手からベンチャーまで全国の企業が登録しており、クラウドワークスと並び業界トップの人気を誇ります。
特徴的なのは、仕事を得る方法が2つある点です。
1つ目は自分から掲載案件に応募する方法。タスク形式をはじめとした基本の3種類がこれにあたります。
2つ目はクライアント側から自分を見つけてもらう方法。たとえば仕事メニュー(報酬や条件など)をパッケージ化して販売する形式やスカウト形式があります。
またクラウドワークスは形式を問わず、システム手数料を一律に設定しています。そのため、低単価の案件を受多く受ける初心者の方には、クラウドワークスよりも稼ぎやすく感じるでしょう。
一方、高単価案件を受ける方には割高になる可能性が高いです。
クラウディア
運営会社 | 株式会社エムフロ |
登録者数 | 110万人 |
案件数 | 6,300件 |
受注形式 | タスク形式 / コンペ形式 / プロジェクト形式/時間制形式/スカウト形式/スキル販売 |
手数料 | 3%、5%、10%、15%(報酬額に応じて変動) 時間制形式:一律10% |
その他の特徴 | 完全非公開案件あり |
CraudiaクラウディアはWebアプリ開発やホームページ作成など、Webの分野の案件が豊富な大手クラウドソーシングサイトです。
このサイトは穴場サイトであり、大手サイトに比べて競争率が低く、提案が通りやすいので、個人的におすすめです。
最大の魅力は手数料率の低さ。他社では20%を超えるサイトが多いなか、クラウディアは最大でも15%と業界最安水準です。
デメリットは全体的に案件数がやや少ない点が挙げられます。
しかし初心者でも受けられる案件は取り扱っており、実績を積めば表には出ていない高報酬の仕事をゲットできることも。
ココナラ
運営会社 | 株式会社ココナラ |
登録者数 | ワーカー:300万人 / クライアント:14,000社 |
案件数 | 20万件、450種類 |
受注形式 | スキル販売/プロジェクト形式 |
手数料 | 販売金額の一律22% |
その他の特徴 | PRO認定制度、おひねり制度 |
ココナラはスキル(得意なこと、経験、サービスなど)を商品として売り買いできる日本最大級のスキルマーケットです。
80万件以上のスキルが出品されており、出品者は60万人以上。希望の販売価格を500円から自由に設定できます。
ビジネス利用だけなく占いや悩み相談といった個人向けの内容もあり、長所や趣味を活かしたい人にもおすすめです。
デメリットは出品しても買ってもらえない可能性がある点です。稼ぐためには市場での需要がありそうなカテゴリを選ぶ必要があります。
Anycrew(エニィクルー)
運営会社 | エニィクルー株式会社 |
登録者数 | 非公開 |
案件数 | 非公開 |
受注形式 | スカウト形式/プロジェクト形式 |
手数料 | 無料(仲介案件は有料) |
その他の特徴 | スタートアップ事業に関する案件が多い |
Anycrew(エニィクルー)は、人脈を「見える化」して人材と企業をつなぐマッチングサービスです。
Facebookと連携し、プロフィールやスキル、希望条件を入力すれば企業からスカウトが届く仕組みになっています。また自分で案件に応募することも可能です。
個人での受注実績がなくてもFacebook上でのつながりにより信頼が得られるため、たとえばフリーランスに転向したばかりの人でも過去の人脈を活かして仕事を獲得できます。
一方でFacebookをあまり利用していない人にはおすすめできません。
まず、直接案件とは企業とワーカー間で直接契約を結ぶことを指し、基本的には手数料はかかりません。
一方で、仲介案件の場合はサイトを経由しての契約になるため、手数料が発生します。(公式サイトに料率の記載無し)
初心者の場合はサポートを受けられる仲介案件で経験を積んだ上で、直接案件に徐々に移行していきましょう。
海外から登録できるクラウドソーシングサイトまとめ
今回紹介した5つの総合型クラウドソーシングサイトには、それぞれ異なる強みや特徴があります。
それぞれのサイトのポイントは以下の通りです。
サイト名 | サイト規模 | 受注形式 | 手数料 | 強み | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タスク | コンペ | プロジェクト | スカウト | その他 | ||||
クラウドワークス | 大 | 5~20% タスク形式:一律20% | 圧倒的な案件数 | |||||
ランサーズ | 大 | 求人募集/ パッケージ販売 | 一律16.5% | 案件豊富かつ手数料低め | ||||
クラウディア | 中 | 時間制/ スキル販売 | 3~15% 時間制形式:一律10% | 手数料最安水準 | ||||
ココナラ | 中~大 | スキル販売 | 一律22% | 販売価格を自由に設定 | ||||
エニィクルー | 小~中 | 直接案件:無料 仲介案件:有料 | Facebookの人脈活用 |
私のおすすめは複数のサービスに登録しておくことです。
- 案件の選択肢が広がる
- 自分に合うサービスを見極められる
- 目的ごとに使い分けられる
(例:クラウディアのタスク形式で手堅く報酬と実績を重ねつつ、ココナラでスキル出品+Anycrewでスカウト待ち)
といったメリットがあります。
未経験の方でもクラウドソーシングサービスを上手に活用することで、海外からでも副業やフリーランスとして活躍できるでしょう。
また、クラウドソーシングで案件を得るために必要なのが実績です。私は個人ブログを運営し、実績を積み上げました。以下の記事からブログを始めてみましょう👇