カナダ留学準備って何をすればいい?やってないことがありそうで不安…
私も留学準備中にいろんなサイトを見ましたが、詳細に書いてあるものは見つけられませんでした。
そこで、カナダ留学の渡航前にすべき準備について全てわかるようにどこよりも詳細に作成しました。6ヶ月前、3ヶ月、2ヶ月、2週間前、3日前、前日と細かく29項目にわたっての解説です。
実際にカナダ留学生として体験したこと、周りの留学生の意見を踏まえて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
全部見なくても大丈夫なので必要な部分を重点的に読んでみてください!PCだと目次がサイドに追従するので、お手元にあればPC画面でお開きください!スマホでも問題ないです。
カナダ留学準備:6ヶ月前〜3ヶ月前
まずはカナダ留学6ヶ月前〜3ヶ月前の準備から見ていきましょう!
カナダ留学についてひたすらリサーチしよう
留学期間・出発時期を決めよう
パスポートの取得・更新をしよう
海外送金サービス「WIse」を開設しよう
留学エージェントに相談開始!
留学コース・学校を決めよう
学校への提出書類の準備をしよう
カナダでの滞在方法を決めよう
見積もり確認・支払いをしよう
学生ビザ申請スタート!
ビザ提出書類・バイオメトリクス手続きをしよう
ビザ申請完了(POEレター受け取り)
カナダ留学についてリサーチしよう
まずはカナダ留学の情報をひたすら調べましょう。カナダはCoop留学、ワーキングホリデー、語学留学、ポスグラ、ROワーホリなど様々な留学プログラムがあります。自分の目的に合った留学を決めるために概要が理解できるように徹底的に調べてみてください。
上記のような留学経験者の発信する情報を中心に調べるとリアルな意見がわかります!
留学期間・出発時期を決めよう
次に自分の現在の状況や将来のキャリアに合わせて、留学期間と出発時期を決めましょう。
私のような社会人留学の方は、退職手続きや帰国後のキャリアについてもこの段階で計画する必要があります。
現在勤めている会社の退職時期については遅くても渡航の1〜2ヶ月前が良いでしょう。
私が渡航の3ヶ月前に退職した理由は英語力UPとCoop留学に備えたブログ開設のためです。
パスポートの取得・更新をしよう
パスポートを持っていない方は新しく取得しましょう。すでに持っている方は有効期限を確認の上で、更新が必要な場合は手続きを行います。
パスポートの更新が必要な場合
- 有効期限が現在切れている
- 有効期限が渡航日までに切れる
- 有効期限が留学期間中に切れる
1年の留学のつもりがもう数年海外に住むことになったというケースはよくあることなので、余裕を持った有効期限に更新しましょう!
海外送金サービス「WIse」を開設しよう
まず、留学をする上で海外送金サービスの利用は必要不可欠です。
そこでおすすめなのが手数料が最安と言われている「Wise」という海外送金サービス。
留学エージェントによっては授業料の支払いが「Wise」を通して行われるため、送金時期に合わせて開設しましょう。
送金手数料が無料になるお得なコードもあるため、アカウント開設は以下の記事からやってみてください!
留学エージェントを選んで相談開始!
次に留学エージェントへ相談を開始しましょう。1年以上現地の留学エージェントで働いた経験があるのですが、その経験から言うと、大手ではなく、カナダ現地エージェントを選ぶことをおすすめします。
- 現地でのサポートが充実しているか
- 余計な手数料が含まれないか
- カナダ専門・現地エージェントか
- 面談・カウンセリングは丁寧に行われているか
留学エージェント選びは留学成功の大きな要素になります。
以下が私のおすすめ留学エージェントです!
留学プログラム・学校を決めよう
次に留学プログラム、専攻コースと学校を決定しましょう。Coop留学やカレッジ進学の場合はどのコースを専攻するかまで決めましょう。
ちなみに私はCoop留学のデジタルマーケティングを専攻していました。
コースを決めたら次に学校選びをしましょう。
学校選びでは入学条件やプログラム内容、講師の質、学費などが大きな要素になります。自分一人では、情報を集めるのが難しいので、積極的に留学エージェントを頼って有益な情報を集めましょう。ただし、全てを鵜呑みにするのではなく、自分でも裏付けをするためにしっかりと情報収集はしてください。
カレッジ入学の際は一定の英語力が求められるので、自分が入学基準を満たしているかも合わせて確認しましょう。
学校への提出書類の準備をしよう
学校申し込みの時にはいくつかの書類提出が必要になります。
<私が提出したもの>
- 最終学歴の卒業証明または大学の在学証明書(英文)
- パスポートの顔写真ページ
- 英語力証明(入学に必要な英語力を証明できる場合)
学校によっては高校と大学の両方の卒業証明書が求められる場合もあります。
私は通っていた高校へ電話で連絡後して10日程度で郵送で自宅に届きました。学校によっては英文での卒業証明書の発行に慣れていない場合もあるので、できるだけ早めに準備しておきましょう。
カナダでの滞在方法を決めよう
カナダ渡航後の滞在方法もこの段階で決めておきましょう。
基本的にはホームステイ、シェアハウスのどちらかでの滞在になるでしょう。
ホームステイ | シェアハウス |
---|---|
留学初心者におすすめ ホストファミリーに頼れる 食事を用意してもらえる 家での会話の機会がある ハウスルールがある 気を遣って生活する あたりハズレがある 費用が高い傾向にある | 気を使わずに生活できる 費用が抑えられる 好きなものを食べられる 自分で家を選べる 自炊の必要がある 友達ができるまでは孤独 |
ホームステイで滞在する場合、留学エージェントに手配してもらうケースがほとんどですが、その際には希望の条件が聞かれます。動物アレルギーや食事のアレルギー、希望の立地、などご自身の都合に合わせて必ず申告してください。
すべてが希望の条件通りになることは難しいですが、アレルギーなどについては必ず考慮されるべきことなので、忘れずに伝えましょう。
シェアハウス探しは現地に行ってからで大丈夫ですが、すぐに始められるようにメールのテンプレ等は作成しておきましょう。
バンクーバーシェアハウスの探し方▼
見積もり確認・支払いをしよう
上記のステップを踏んだら留学費用の支払いです。
支払いの前には必ず見積もりをよく確認してください。
おかしな点はないか、余計な手数料や項目は含まれていないかを確認しましょう。
実際にこの段階で支払った項目▼
- 学校にかかる費用(授業料・教材費・入学金)
- ホームステイ代・手配料
- ビザ申請代行費
- 会員サポート費用(実質ゼロ)
- 海外送金手数料
- 学生ビザ申請料+生体認証費
学生ビザ申請スタート!
いよいよビザ申請スタートです。
私がビザ申請時に提出した書類がこちらです。
- パスポートのカラー写真
- カラー証明写真
- ※学校が発行する入学許可証・領収書(LOA:Letter of Acceptance)
- 英文残高証明書
- 2024年から新たにPAL(Provincial Attestation Letter)が必要になりました。
- その他追加(状況により異なる)
PAL(Provincial Attestation Letter)とは、2024年度から新たに学生ビザ申請の際に必要になった学校側が発行する書類です。6ヶ月以上の学生ビザで語学学校、私立、公立カレッジなどに通う場合は、必須となりますが、現在持っている学生ビザを延長の場合は必要ありません。
学校側で発行された書類準備はエージェント担当者がしてくれました。
ビザ提出書類・バイオメトリクス手続きをしよう
次に学生ビザ取得のために個人情報や渡航理由の提出を行います。私はビザ申請代行をしたので、同意書もプラスで提出しました。
また、この段階でバイオメトリクス手続きを行います。
つまり、海外在住するためには個人情報の提供が必要ということです。
日本では東京、大阪の「カナダビザ申請センター」で手続きができます。
ビザ申請完了(POEレター受け取り)
全ての書類提出等の手続き完了後、ビザ申請完了連絡を受け、POEレターというビザの引換証をもらいます。
ここまで来れば、ビザ申請は完了したと言えます。
ちなみにカナダ入国時に空港内の移民局でビザとPOEレター等の書類との引き換えを行うので、PDF保存と紙のコピーをして忘れずにしておきましょう。
カナダ留学準備:3ヶ月前〜2ヶ月前
次にカナダ留学3ヶ月前〜2ヶ月前を解説していきます。
カナダへのフライトチケットを取ろう
歯科治療を開始しよう
クレジットカードを最低2枚準備しよう
海外保険に加入しよう
NISA・iDeCoなどの運用資金の手続きをしよう
確定申告をしよう
カナダへのフライトチケットを取ろう
ビザ申請が完了したら、カナダ行きの航空券を予約しましょう。
東京からバンクーバーへと渡航される方は「ZIP AIR」の利用がおすすめです。
最安で2万円台からあるので、早めに押さえておきましょう!
歯科治療を開始しよう
歯科治療も早めに行いましょう。カナダ滞在中の保険では歯科治療がカバーされていない場合が多く、現地での治療は高額な費用がかかります。
もし重症だった場合に治療が終わらないので、早ければ早いほどいいです!!
日本にいるうちに虫歯等の問題がないか確認し、早めに治療しておきましょう。
クレジットカードを最低2枚準備しよう
カナダ留学に合わせてクレジットカードの作成が必要です。
カナダは日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、現金をほとんど使いません。
クレジットカードは最低でも2枚持っていくようにしましょう!ブランドはVisaかMasterであれば、問題ありません。
海外でカード利用するとカード停止になる場合があります。また紛失、盗難、破損等に備えて、2枚以上は持っていきましょう。
おすすめの海外用クレジットカードはこちら▼
海外保険に加入しよう
カナダ留学中は保険への加入が義務付けられています。長期留学の場合、怪我や病気に備えた対策をするためにも保険について加入しておくのは重要です。
おすすめの保険は現地の「BIIS」保険です。留学生保険とワーホリビザター保険のどちらかを選択しましょう。
Coop留学生の場合、BIISで渡航後、数ヶ月過ごし、MSP申請が降りた段階で※MSPに切り替えるというパターンが王道です。
最もコスパが良いとされているため、この方法がおすすめ!
NISA・iDeCoなどの運用資金の手続きをしよう
社会人留学の方は積立NISAなどの運用をしている方も多いのではないでしょうか。
私も留学前には積立NISAやその他の株式投資を保有していました!
海外転出届を提出して1年以上の海外留学をすると非居住者扱いになり、NISAやiDeCoの取り扱いが変わります。
積立NISAを保有していた私の対応▼(あくまで一例として参考にしてください。)
- 海外転出届提出かつ1年以上の留学予定
- 非居住者扱いになる
- 原則として口座の解約(口座の閉鎖)が必要
金融証券や証券会社によっては保有商品の継続保有や口座閉鎖が不要な場合もあるため、事前に必ずご自身で確認してください。
確定申告をしよう
長期での留学の場合、確定申告を済ませておきましょう。
確定申告は通常2月〜3月に行いますが、書類さえあれば、いつでも確定申告できます。
確定申告の方法は2つ▼
①税務署に必要書類を持っていく
②自分でオンライン上で書類作成し、税務署に提出する
事前に準備するもの▼
- 源泉徴収票などの収入関連の書類を勤務先からもらう
- 生命保険、医療費控除、寄付控除など控除関連の書類を集める
- マイナンバー(カード、通知カード)
- 口座番号のわかるもの(還付金の受け取り用)
- 印鑑
- その他指定あったもの
カナダ留学準備:2ヶ月前〜2週間前
次にカナダ留学2ヶ月前〜2週間前を見ていきましょう。
カナダ用のSIMカードを契約しよう
持ち物リストを作成・購入しよう
お金の周りの整理をしよう
国際免許の取得をしよう
カナダ用のSIMカードを契約しよう
カナダ用のSIMカードを契約しておきましょう。私のおすすめは「Phone box」です。
実際に私もカナダに来てからずっと使っているので、ぜひ使ってみてください!
持ち物リストを作成・購入しよう
留学まで残り1ヶ月のタイミングで持ち物リストを作成しましょう。
海外長期留学の場合、色々と買い揃えるものがあります。直前に焦らないためにも余裕を持って必要なものをリスト化し、渡航日までにすべて揃えれるようにしましょう。
しかし、何が必要で何が要らないのか分からない場合は、私が作成した持ち物リストも参考にしてみてください。
お金の周りの整理をしよう
上記でNISA・iDeCoなどの運用資金の手続きについて解説しましたが、渡航前にはそれ以外のお金周りの整理もしましょう。
お金周りの確認のポイント▼
- 使用していない口座の閉鎖
- 不要なクレジットカード類の解約
- 海外留学に不要なサブスクの解約・停止
- ジムやスクール等の会費が発生するものの解約・停止
- その他に支払いや返済等が留学中に発生するものの手続き
上記の点を考慮してお金の無駄な支払いがないように気を付けましょう。
国際免許の取得をしよう
国際免許の取得は日本とカナダどちらでもできますが、日本での手続きする場合はかなり簡単にできます。
カナダで運転する予定のある方は日本で国際免許を取得することをお勧めします。
国際免許取得の申請について▼
場所:各都道府県の運転免許センター、運転免許試験場、または指定警察署でできるみたいです。
持ち物
- 運転免許証
- 写真1枚(縦5センチメートル×横4センチメートル、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請の6カ月以内に撮影したもの)
- パスポートや航空券など、渡航を証明できる書類
- 古い国際運転免許証(持っている場合のみ)
- 印鑑(認印で可)
- 手数料2400円
カナダ留学準備:2週間前〜3日前
では、カナダ留学2週間前〜3日前を解説していきます!
海外転出届の提出と公的手続きをしよう
美容室に行こう
携帯をSIMフリーへ変更しよう
パッキングをしよう
海外転出届の提出と公的手続きをしよう
留学中に税金を請求されるかは海外転出届を提出するかによって決まります。海外転出届の提出は渡航日の14日前から可能です。
海外転出を提出した場合、住民票がなくなり、日本に住所を持たない状態=居住していない状態になります。
1年以上の長期間海外で滞在予定がある場合は原則提出が義務付けられています。
短期間の場合は提出義務はありませんが、提出してもOKです。
また留学中に支払う税金の種類ですが、以下の基本的には3種類です。
しっかりと理解した上で海外転出届を出すか出さないか決めましょう!
住民税
海外転出届を提出する場合:前年度の収入に応じて税額が決めるため、1月1日に住民票を持っていなければ、前年度分は請求されない。
国民年金
海外転出届を提出する場合:支払い義務はなくなる。しかし、継続も可能。将来の年金額が減る可能性があります。
健康保険
海外転出届を提出する場合:支払い義務はなくなる。しかし、一時帰国時に健康保険が使えないというデメリットもある。
詳しい手続きについては役所で教えてくれるので、直接聞いてみるのが確実です!私は事前に電話した上で、役所に行き、手続きしました。年金と住民票等で場所が異なる場合もあるので、いつ行くのかを計画しておきましょう!
美容室に行こう
渡航の1週間前を目安に美容室で髪の毛を切りに行きましょう。
カナダには日系の美容室もありますが、渡航後は銀行手続きや家探し、仕事探し、学校、慣れない暮らしで美容室に行く時間が取れない可能性が高いです。
カナダでの生活に慣れるまでは行かなくていいように渡航前ギリギリに行っておきましょう。
私は渡航3日前にカットとパーマをかけに美容室に行きました!
携帯をSIMフリーへ変更しよう
携帯をSIMフリーに変更しましょう。SIMフリー設定とはカナダのSIMカードを使えるようにするために行う設定です。この設定をしないとカナダでSIMカードを使えない、つまり電波が入らないという恐ろしい事態になるので、忘れずにしてください。
パッキングをしよう
1週間前のタイミングで荷造りを始めましょう。あまりタイミングが早すぎても生活しづらいので、1週間くらいがベストな気がします。
いざパッキングをしてみると、あれもこれも追加で必要だとなり、買い物に行く必要が出てくるかもしれません。
遅くても2、3日前にはある程度パッキングを終わらせて、必要に応じて買い物をしましょう!
カナダ留学準備:3日前〜前日
最後にカナダ留学3日前〜前日を見ていきましょう!
持っていく重要書類を確認する
カナダ到着後の目的先へのアクセス方法を調べよう
日本の携帯番号の解約または停止をしよう
持っていく重要書類を確認する
カナダ入国時に必要な書類の確認 (以下は私が持参したもの)
- 有効なパスポート
- 入国カードと税関申告書(カナダへの機内で記入する)
- 滞在先住所記載の紙
- 入学許可証またはPOEレター(該当者のみ)
- PAL
- 英文の残高証明書
- その他指定された書類
上記はCoop学生の私が実際に持参したものなので、ワーホリや他の留学形態、個人によっても異なるため、しっかり確認しておきましょう!
カナダ到着後の目的先へのアクセス方法を調べよう
カナダ到着後にトラブルにならないように事前に目的地への行き方を調べておきましょう。
送迎サービス利用の方は連絡先や集合場所を確認しておきましょう!
万が一の通信障害でスマホが使えない場合に備えて、目的地の住所やエージェントの住所をメモしておくと安心です!
日本の携帯番号の解約または停止をしよう
携帯の解約手続きは前日か渡航当日でも大丈夫です。私は出国当日に空港近くの携帯ショップに行き解約手続きを行いました。
皆さんには前日の夜までに終わらせることをおすすめします。
なぜこんなギリギリにやったのかというと電波が入らなくなるからです。もちろんWifiなどあれば問題ないですが、渡航日に友人が空港まで来てくれる予定だったので、空港のWifiに繋ぐまでは連絡をとる必要がありました。
もし当日にする場合は時間に飛行機の時間に気をつけてください!
カナダ留学準備まとめ
カナダ留学準備はかなりやることが多いですが、新たな人生に向けて踏み出しています!
今回紹介した情報を参考に準備してみましょう!